以前お伝えしたスマホのカメラ機能。
カメラはどこにあり、写真を撮る時はどのように撮るのがいいのかをお伝えしました。
操作する画面側のカメラを内カメラ、反対側を外カメラといい、カメラのレンズの位置を自分の目線の高さくらいまで持ってくることが上手に撮影するコツでしたね。
またインターネット上の住所が記されている「QRコード」の読み取り方についてもご説明しました。
今回はさらに!写真をきれいに撮る方法をご説明します。カメラの性能がどんどんよくなるスマートフォンの良さを最大に活かして素敵な写真を撮ってみましょう。
そしてカメラの便利な使い方についてもご紹介するのでぜひ最後まで読んでください。
写真をきれいに撮るポイント
写真は奥が深くプロのカメラマンのようになるのは大変ですが、少しのポイントを意識することでちょっとプロっぽく、素敵な写真が取れるようになりますので4つのポイントをお伝えします。
スマートフォンのカメラ性能の良さをぜひ実感してみてください。
①明るい場所で撮影
スマートフォンには、カメラ以外の多くの機能が搭載されており、カメラ自体も薄い形状をしているため、どうしてもイメージセンサーという機能に限界があります。
このイメージセンサーとは、カメラのレンズから入射した光を電気信号に変換するもので、センサーが大きいほど周囲の光を集めやすくなるため、夜などの光の弱い場所での撮影でもハッキリとした写真を撮りやすくなります。
プロの方は大きなレンズを担いでいらっしゃいますよね。
しかし、スマホカメラはこのセンサーが小さくせざるを得ないため、光を集めづらくなってしまい、暗い所で撮影するとぼやけたり、そもそも写真に写らなかったりします。
そのため、暗所でも綺麗に撮れるものもでできてはいますがスマホカメラは暗いところは苦手である。とご理解いただき、撮影するときは明るい場所、特に日光をが当たる場所を意識すると明るくきれいに写りやすくなります。
もちろん、暗い場所で撮りたい時もあると思います。その場合は、スマートフォンのカメラにもフラッシュ機能が付いているので、それを利用してみてください。
多くの機種は画面右上か左上にカミナリマークが付いているのでそこを押すとフラッシュ機能が作動して、写真を撮る瞬間にスマホから光が発光され暗い場所でも撮影が出来ます。
②ピントを合わせる
つまり、被写体から10cm程離れていれば問題なくピント合わせることができます。そのため、被写体に極端に近づきすぎず10cm程度開けることが大切です。QRコードの読み取りの際、拳一つ分開けたのはそのためだったのです。
10cm程度空けると、最近のスマートフォンカメラは優秀で、自動でピント調節をおこなってくれます。機種によっては、人の顔をしっかり認識して画面上の人の顔に黄色や白の枠が表示され、顔を認識したので顔にピントを合わせてますよ!と教えてくれることもあります。
しかし、撮影タイミングや手ブレ状況によっては、自動のピント機能が作動しない時があります。
撮影したい場所が決まって、この位置で撮影したい!となったら、手動でピントを調節することをオススメします。
この手動でピントを合わせる方法は、とても簡単で、スマートフォン画面上のピントを合わせたいところをタップするだけでOKです。すると、1〜2秒程度で、スマートフォンが自動的にタップした部分にピントを合わせてくれます。
ですので、まずは被写体から10cm離れること、そして、手動でピントを合わせることで、ピンボケのしないよりきれいな写真が撮ることができます。
③構図を意識してみる
本日は一番汎用性があってすぐできる“三分割法”というものをご紹介します。
三分割法とは、写真を縦・横に三等分して、その交点付近に被写体を配置する構図をいいます。皆さん、写真を撮影するときに、無意識に、被写体を写真全体の真ん中に配置していませんか?すると、ガイドブックの商品詳細ページのような無機質で情景や世界観が伝わりにくい写真になりがちです。
しかし、この三分割法を活用すると、被写体が少しだけ左右や上下にずれるので、写真の見栄えがぐっと良くなります。
とは言っても、縦横3分割した線の交点をイメージするのは難しいですよね。安心してください。スマホカメラには、「グリット線」という機能が付いていて、この線を撮影する際、画面に表示してくれます。
機種によって異なりますがホーム画面の「設定」サービスから「カメラ」を探し「グリッド」を付ける、外すを設定できます。
もし撮影する際に出ていないよ!という方は、「設定」を探してみてください。
④何枚か撮ってみる
フィルムカメラではネガの数が限られていたので同じ写真を何枚も撮るということはとても勿体なくて出来なかったですが、スマホカメラの場合、写真がデータとして保存されるため、容量が許す限り何枚撮っても大丈夫です。
ではどれだけ撮れるのかと言いますと、容量が少ない機種でも3万枚は撮れます。ですので枚数は気にせずどんどん撮っていきましょう。
例えば、私の場合、よく家族で写真を撮りますが、母がいつも目をつぶってしまいます…。ですので記念に残しておきたい写真を撮るときは、3、4枚多めに撮ってみて、一番いいのを選ぶということをやっています。
やり方は簡単で、シャッターボタンを立て続けに押す、それだけです。写真は自動でアルバムに保存されますので、一枚一枚出来栄えを見て、どれを保存しようか、と悩む必要はありません。後で保存された写真をゆっくり見て一番いい写真を選んでみて下さい。
カメラの便利な使い方
今回は動く様子を伝えたいときに便利な動画撮影と、お買い物などの際に便利なカメラをメモ代わりにする2つをお伝えします。
①動画撮影
例えば、旅行先で迫力のある滝を見つけたとします。この迫力を伝えたいけれど写真だとどうも迫力が出ない。あるいは、可愛がられている猫ちゃんわんちゃんの愛らしいしぐさや表情を撮りたい、というとき。
スマホを使って、簡単に動画を撮る事ができます。
やり方は簡単です。
写真を撮影するカメラ撮影画面の中に、動画への切り替えボタンがあります。機種によって「ビデオ」と表示されていたり、テレビカメラみたいなイラストがあったりしますので探してみて、ポンと押してみてください。
そうするとスマートフォンが動画モードに切り替わり、シャッターボタンを押すと、動画が撮れます。
写真の場合は、一回シャッターを押すと写真が取れましたが、動画の場合は撮影スタート時に一回と、撮影を止めるタイミングでもう一度シャッターを押す必要がありますのでそこだけ忘れずに注意してください。
②写真でメモ
先ほど少なくとも3万枚以上の写真がシャッターを押すだけで手軽に撮れるとお伝えしました。たくさん撮ってもすぐに容量不足になることはありませんので、風景や人物以外に、日常生活でもメモ代わりに写真を利用して生活を便利にしていただきたいとと思います。
例えば、電球が切れてしまって家電量販店に買いにいくとき、電球に書かれたワット数などを紙のメモに取ります(60Wなど)。そして、家電量販店でいざ商品を選ぼうと思ったら、電球の太さである口径(E16とか)をメモし忘れて、何種類かある電球のうちどれを選べばいいか分からなかった…という経験はありませんか。
そういう時、写真で電球の側面に書かれた型番のところを写真に撮っておけば必要な情報が全て写真に収まっていますので店員さんにも説明しやすいです。
また、よく利用する駅の時刻表を写真に撮ったり、冷蔵庫の今の状況を撮っておいたりすれば、何分も前から電車を待ったり、冷蔵庫にあったのにまた同じものを買ってしまった!なんてことが減らせると思います。
ぜひ日常のメモ代わりに写真を使いっていただければと思います。
まとめ
前半は、上手な写真の撮り方についてのお話。
明るい場所で、ピントを合わせ、構図を意識しながら、何枚か撮ってみることがポイントでした。
後半は、写真撮影以外の使い方として動くものを記録として残せる動画撮影と写真を日常で使うメモ代わりにする方法をお伝えしました。
一つでも覚えて頂いて、豊かなスマートフォンライフ、カメラライフを送っていただけると嬉しいです。